おうちサーバーにはミニPCが最適解だというお話【自宅サーバー】
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はじめに
皆さん自宅サーバー興味ありますでしょうか
自宅サーバーやりたいなと思っても、サーバー用のPC選定で迷うことがあると思います
これから自宅サーバーを始める人、また既に自宅サーバーをやっている人にも向けて、
ミニPCのメリット・デメリットを書いた上で、サーバー用途としてとても良い選択肢であることを伝えるべく手短に記事を書こうと思いました
私の環境（少々汚くて申し訳ないです）
私は最近プライベートクラウドというものをやってみたいと思い、Proxmoxサーバーを各マシンで動かしてHAクラスタを組みました
メールサーバー、このブログ、自作アプリ等をこのサーバーで動かして遊んでいます
遊びのつもりでしたが就活用のメールアドレスもこのサーバーで動かしていて、サーバーが死ぬとかなりまずいのでAPCの補助電源を買ってしまいました 死ぬ気で運用保守しています
メイン: Trigkey Green G4 (N100, 16GB)
サブ1,2: HP t430 Thin Client (売却済み)
サブ3: Intel NUC6CAY(J3455, 12GB)
サブ4: VOYO VMac Mini(N4200, 8GB)
では早速以下にメリット・デメリットを書いていきます
メリット1. 電気代が安い
正直一番これがメリットがでかいです
私が金欠なので
例えば私のメインで利用しているミニPCのTRIGKEY Green G4は、消費電力メーターを通すと常時5W程度で動いていて、1ヶ月つけっぱなしでも1台あたり大体月100円～130円の電気代でサーバーが稼働できます
CPUのTDP(ワット数)は要確認ですが大体のミニPCでこのくらいの金額になると思います
もし一般的なデスクトップPCをサーバーとして動かすと最低でも30W,ワットパフォーマンスの悪いものは65W程度になってしまい、一般家庭の平均的な電気料金30円/kwhだと月の電気代が約600円～1400円になってしまいます
ハードが安いからと中古のデスクトップを買ったり、家にある余りモノを利用して安易にサーバーを作ると、長期的にはサーバー代が高くなってしまう可能性があるのでこの点は注意したほうがいいと思います
メリット2. スペースを取らない
1台で動かすくらいならルーターの横においておけば、まったくスペースを邪魔しないのでサーバーを動かしていることすら気づかれず、親にも怒られません（これ重要）
ミニPCって小さくて本当にありがたいです
複数台動かすにしても積み重ねればかなりコンパクトなのでどれだけ増やしても邪魔にならないのでデスクトップPCを使うのは今では考えられないです
デメリット1. 排熱問題
ミニPCは構造上排熱がややしずらいため、基本的には一年中サーバー温かくなってしまいます
これは本体へのダメージという点ではあまりよろしくないです
夏場になると本体が触ってられないくらい熱くなるので、何らかの対策が必要になります
上の画像に写ってませんが、私は対処法としてサーバーにUSB扇風機をつけ、一年中サーバーに風を当てて冷やしています
↓↓以下のUSB扇風機を使っています、最低風力での利用ですがリビングで使えるくらい静かでそれなりに冷えます
最低風力で1W程度らしいので電気代も気にする必要がなくてとてもよいです
デメリット2. ファンの音がうるさい（場合がある）
これはサーバーによりけりな所がありますが、TrigkeyのPCは高負荷時もしくは発熱時にやや高めのファンの音が聞こえます
ファンがフル回転になるとやや耳障りなので、発熱しないようにBIOSでCPU使用率の制限をかける設定をしています
逆に上のIntel NUCとVoyoのPCは、負荷がかかっても全然ファンの音が聞こえず、サーバー運用に向いているとても使いやすいマシンだと感じてます
特にVoyoは金属筐体なので扇風機の風でダイレクトに本体を冷やせるので非常に良いです
デメリット3. マシンパワー不足になる（場合がある）
これも用途によりけりですが、例えばforge等のmod入りのマイクラサーバーをする場合は、N100は結構ギリギリになるかもしれないです
（一応同時3人接続であまり遅延なく動かせたことは確認済みです）
ブログ、メール、軽量アプリを同時に動かす程度なら全く問題ないくらいには動くので、ミニPCでサーバーを動かす際は何をするのかの用途は考慮しておいたほうがいいです
最後に
なんかデメリットのほうが多くなってしまいましたが、、、本体のコンパクトさとランニングコストの小ささは何事にも代えがたいメリットだと思うので、思うがままに書いてみました
サーバーを動かすときは､用途はもちろんどれだけの期間動かすかあらかじめ考えたうえで作ったほうが､無駄な移行等の手間が減るのでいいと思います
とはいえ今はサーバー運用を手軽にできる時代なので､気になったらやってみるとエンジニアの基礎が身についておすすめです